撮影経験インタビュー♡リコちゃん/コイケル

撮影経験のあるペットの飼い主さんにインタビューを行いました。

ペットとの暮らしの参考になることも多いと思うのでぜひご覧くださいませ。

 

飼い主さん兼ハンドラーの吉田さんと、ペットはワンちゃんのリコちゃん(コーイケルホンディエ)です。

撮影経験は10年越え!珍しい犬種ですが、見た目や大きさのかわいさはもちろん、できることが多く、同じことを何度もできるので、

オーディションで勝ち残り、撮影が決まることが多かったワンちゃんです。

 

リコちゃんがどんな性格で、吉田さんがどんな向き合い方をしているのか、どんなところが撮影に向いていたかなどなど

お時間のある際に、ぜひご覧くださいませ!

<リコちゃんと一緒に暮らしてからの質問>

 

Q:リコちゃんをお迎えした際、どんな性格だと思いましたか?

 

『活発で物怖じしない元気娘!』         

 佐藤「私から見てもいつでも明るく元気!爽快なイメージです。」
                          
Q:一緒に暮らす上で意識していた事はどんな事ですか?

『とにかく人と暮らすことは楽しいと思ってもらうこと』     

 佐藤「素敵です。」

Q:定期的に参加していた競技会や習い事はありますか?

『DINGOのしつけ方教室』『アジリティ競技会』『訓練競技会』  
 佐藤「DINGOとは演技力テストFDETを考案した団体です。


<撮影が決まってからのこと>

Q:初めてのリコちゃんの撮影はどんな撮影でしたか?

『室内のTVCM撮影で”動く” や、”見る”(目線)を求められるものでした』

Q:初めての撮影でのリコちゃんの様子はいかがでしたか?

『要求された動きが曖昧なもの(ウロウロする)だったので少し混乱はしていましたが、

                         マイナスな感情は無かったと思います』
 佐藤「何もできなくていいので、ウロウロしてください。って実は一番多くて一番難しいです笑」


Q:初めての撮影での吉田さんはどんな気持ちでしたか?

『本当にリコに出来るのか不安な気持ちはありました。とても緊張しましたし、

                           OKをもらえたときの安堵感は相当でした』
 『あと、佐藤さんが側にいてアドバイスくれたり一緒に考えてくださるのはとても心強かったです』

 

 佐藤「リコちゃん自身がいきなりやり出した動きでOKが出たのもさすがでしたね!」

 

Q:何回目ぐらいの撮影で、吉田さんとリコちゃんは撮影に慣れてきた感じがしましたか?

『リコの場合はカメラや大勢のスタッフさんのことを気にしないので、

       回数と言うより自信の持てる動きとかだと堂々としていると思います。飼い主も同じくです』
 
 佐藤「リコちゃんの得意分野を見極めていたからこそですね。素敵です!」

 

Q:撮影に慣れてきてからは、撮影決定〜撮影前日までどのような準備をしていましたか?

『求められている動きがあれば、それをどこでも出来るようにある程度形にしていくことです。

   テストしてみて動きが変わる場合もあるので、ガチガチに固めて挑むことはしませんでした。

                              あとはシャンプー等のお手入れです』

 佐藤「テストしてみて見え方は似ていても動きとしては全然違うことになったり。

             があるので、ある程度であとは当日に調整という形が、ちょうど良さそうですね!」

 

Q:撮影現場に必ず持っていくアイテムを教えてください。

『ご褒美のおやつはランクをつけて数種類、音の出るおもちゃ、ブラシやタオル等身の回りの物、クレート。』
『あとウェットティッシュ!役者さんにおやつをあげてもらったりする場合すぐ拭いてもらえるように。』

 

 佐藤「おやつを持ってついてと言うと誰とでも上手にお散歩してくれるので、

                   リコちゃんはおやつをたくさん消費していたイメージです!笑」


Q:撮影現場で、吉田さんとリコちゃんが気をつけていることはなんですか?

『カメラの前に立たないことや写り混みに注意する(飼い主)。勝手に備品等に触れない。

                   色々な機材のコードを踏んだり躓いたりしないこと。』


『あとは服装。淡い色の服だと反射して写り混んだりする場合が多いそうなのでダークな色合いの服で。』

 

 佐藤「自分のコに必死で、そこまで気が回らなくなってしまいがちですが、さすがの余裕です!!」 
 
Q:待ち時間や拘束時間が長い場合、どのようにペットさんを休ませていましたか?

『クレートで静かに休ませます。こんな時どこでも寝られるリコは強いです。』

 佐藤「どこでも休めるのはその環境を作ることはもちろんですが、さすがの素質ですね。もはや特技!素敵です!」 

Q:何度も同じことを求められた場合、飽きたりしませんか?
『逆に、自信を持って何度でもやってくれました!』
 佐藤「かっこ良すぎます!そんなところがTHE女優犬と思いました。」 


Q:撮影=過酷なイメージがありますが、実際どうですか?

『経験した中ではそんな事は無かったと思います。

     拘束時間が長いこともありますが、それも含めて一緒に楽しんでいました。』

 佐藤「素敵です。拘束時間が長くてもペットと一緒にいる時間も大切な時間ですもんね♪」

Q:もしも、求められた動きができない時はどうしますか?

『最大限今出来ることを見極めて求められる動きに近づけたり、

                 制作スタッフさんや監督さんと相談して妥協点を見つける  かな?』
 佐藤「制作スタッフさんと理想と現実をその場でも相談できますので、妥協点を探るのも重要ですね。」


Q:撮影で飼い主さん及びペットさんは嫌な思いをした事はありますか?

『特には無いですが、時間が押して来たりするとスタッフさんが

                 ピリピリしているのが伝わって来たりはします笑』
 佐藤「私も空気に飲まれてしまうことがあり、課題ですが、こんな時こそマイペースにいたいですね。」


Q:これは難しかった!という撮影内容はありますか?

『初めての撮影のときですが、ただ部屋をウロウロしてほしいという内容です。

 目的のない動きをさせるのは本当に困りました。

 実際にはおやつをあちこちに隠して探している風にしたり、佐藤さんと離れて呼びあったりしました。』

 

佐藤「ウロウロしてほしいけど、カメラの画角にはいてほしいというものなので、

           なんか食べてるとなんか食べてる。って言われちゃうし、塩梅が難しかったですね。」


Q:撮影を通して、ペットとの関係に変化はありましたか?

『お互いがお互いをもっとよく見るようになったことかな?

  私もリコのちょっとした表情の変化をみるようになったし、

     リコも私の求めているものを汲み取ってくれるようになった気がします。』

 

佐藤「素敵です!撮影現場は普段の環境とは違う、特殊な環境ゆえ、お互いの理解が必要不可欠ですよね。


Q:ペットさんの体調管理のために意識している事はありますか?

『特にありません。元々お腹も強いしアレルギーもないので、食べ過ぎだけ気を付けています。』

佐藤「元気で健康が一番ですね!これも素質ですね。いつも心強く、ありがたかったです。

Q:どんな撮影現場が一番印象に残っていますか?それはなぜですか?

『都内での雑誌の撮影時です。理由は、道が混んでいて遅刻しそうになったから!!  

   結果ギリギリセーフでしたが、タレントさんもいらっしゃるので焦りました笑』

佐藤「ありましたね!私もハラハラしておりました!が、リコちゃんはいつも通りでさすがでした!


Q:これからペットモデル、ペットタレントを目指す飼い主さんにこれだけはやった方がいい!のアドバイスをください!

『大きなことは言えませんが、現場の空気にのまれずにとにかく楽しむこと!これに尽きると思います。

 そして自分の相棒(ペット)をよく知ること!求められる動きをしてもらうための引き出しを

 多く持つことでしょうか。 この引き出しの中身をあれこれ考えるだけでも楽しいなと思えたら最高ですね!』


 佐藤「素敵なお話を聞かせていただきましてありがとうございます。吉田さんは私にとっても憧れの飼い主さんです。

動愛第200313号 貸出